Dの【隠者】は『真理の追求』がテーマで、新しいサイクルの始まりを暗示しています。
今住んでらっしゃる場所から離れ、内省・内観(自分自身を見つめ直す)することで問題を整理することができるでしょう。また、亀の絵柄が印象的でしたので、着実に前に進む印象を受けました。もしこの地で過去にお世話になった人がいる場合は頼ると力になってくれます。
Eの【星】は『希望』がテーマです。
星の赤い色が印象的で、赤は『情熱』の意味です。
Eの地で、ここに住みたい理由がご夫婦のどちらかにあれば、その直感に従うのが良さそうです。仕事関係であれば尚良く、その探求がきっかけで大変明るい人生を送ることができます。
以下は選ぶべきではない、AとCの説明になります。
Aの悪魔のカードでは『逆五芒星』が印象的でした。
これは堕落を意味し、五芒星を円で囲っていることから『ペンタクル』としても捉えられます。ペンタクルは地の四元素であり、人間関係、金銭などを表します。
Aは誘惑が多く、ご夫婦のどちらか、もしくは両方が堕落する可能性が高いです。止むを得ずAを選択するに至った場合は、必ず立地などを確認しましょう。夜の街やギャンブルが充実している場合は注意して下さい。
Cの【審判】はその名の通り『最終的で決定的な審判』がテーマとなります。
逆位置ですので、状況や関係の復活の望みが絶たれます。
離婚、別居、挫折、不採用の意味を持ち、もし過去の恋人がこの地に住んでいる場合は注意して下さい。過去を忘れようとしてもなかなか忘れられない暗示が出ています。
【鑑定結果】
選ぶべきは、DもしくはE。
選ぶべきではないのは、AとCとなります。
2つに絞れたので、下記の②にて、二者択一でDとEどちらにすべきか鑑定致します。
◆現状
【悪魔】逆位置
悪魔のテーマは『邪な欲望』です。
重労働・腐れ縁を断ち切る、などがキーワードとなります。
拠点を変えようと思っているのは、そういったお悩みがあったからでしょうか?
今回は逆位置ですので、そのような状況から脱却することを暗示しています。積極的な行動や準備が、萎縮していたご自身の自信を取り戻すことにつながります。
悪魔の足の炎が印象的でしたので、仕事への情熱が強すぎて燃え尽き症候群になりつつあるのか、人間関係で燃え盛るような反発があるのか、そのような事が気になりました。
◆Aを選んだ問題点
【力】
力のテーマは『勝利に向けた決意』です。
信念、束縛からの解放、自由、独立がキーワードとなります。
まもなく事態は明確になり、努力が実を結びます。
先述の現状の内容にもよりますが、仕事でのお悩みならば重労働による心身の疲労などの解放、ご近所や男女間の人間関係によるお悩みならば縁を断ち切れることが暗示されます。
決意をしっかり持てるか否かが、次項の結果につながります。
◆Aを選んだ結果
【法王】逆位置
法王のテーマは『規則の順守』です。
逆位置なので、現状を維持しようとする働きに接点が合わず、立ち往生もしくは壁がいっそう厚くなる暗示です。また、その原因が掴めない状況が続きます。
この絵柄では『雷』が印象的に感じました。雷は『真実に気付く』という意味があります。
前項の問題点とリンクしますので、決意がしっかり固まっていればこの立ち往生になる結果は覆ります。
◆Bを選んだ問題点
【月】
月のテーマは『不安』です。
内面から湧き上がるような様々な予感と現実が区別できなくなります。いわゆる『勘』というものですが、第六感的なものはあくまで予測に過ぎず、相手を信じる気持ちが大変大切になってきます。
確信のないものは、必ず情報を集めてから決断するようにして下さい。
カードを絵柄の黄色い月が印象的でしたが、月は『変化、内面』を表し、黄色は『外向的な直感』を表します。ロジカルな外からの情報を元に、自分の直感と照らし合わせるように行動して下さい。
◆Bを選んだ結果
【太陽】
太陽のテーマは『光』です。
展望が開けて、あらゆることが充実してくる暗示です。
キーワードは達成、完成、成就、勝利、信頼、幸福、愛情。
仕事が理由で拠点をこちらに選んだ場合は、魅力的な仕事と出会えそうです。カード中心の橙が印象的に感じましたが、意味は『陽気』『高揚感』『エネルギッシュ』となります。
◆総合的に見たアドバイス
【恋人】逆位置
恋人のテーマは『選択』です。
逆位置ですので、選択に誤りがあったことを暗示します。
一度拠点を決定した後、何らかの障害が立ち塞がります。
しかし、それを選んではいけないという暗示ではなく、一度思いとどまり、本当にその選択で良いか再確認する必要があるというメッセージとなります。
このカードを引いた時、カード下部の黄色が印象的に感じました。月のカードの時にも説明しましたが、黄色は『外向的な直感』を意味します。必ず自分の勘だけに頼らず、外部からの情報も参考にして下さい。
【鑑定結果】
◇どちらを選んでも自分次第で良い方向に進みます。
◇Aで必要なものは『決意』、Bで必要なものは『いかに不安を回避するか』
◇決断は焦らず、しっかり吟味して下さい。選択肢それぞれのメリットとデメリットを紙に書いて可視化し、それを判断材料にすると良いです。
必ずご夫婦お二人で決断して下さい。よい未来に進めるよう、応援しております。
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